尼崎でごきげんに暮らしたい人へ

築城奉行日記

 拙者、馬場之介(うまばのすけ)は、このたび、尼崎城の築城を命ぜられたでござる。

 尼ノ民に愛される城にすべく、この馬場之介、精一杯取り組んで参ろう。

 時は平成27年11月25日、かつて沖から見える姿が海に浮かんでいるかのように見え、琴浦城と呼ばれた尼崎城をこの時代に再建するプロジェクトが動き出した。

 これから、尼崎城の築城に関する記録をこの奉行日記に書きつづるでござる。

五月十九日『尼崎城プロジェクト、いよいよ本格始動でござる』


 先日披露した『一口城主寄附』の申込みに、早速尼ノ民が来られた。その一口城主様に話を聞いてみると、かつて存在した尼崎城の再建を長らく待っていてくださったとのこと。尼ノ國の象徴となるよう一所懸命頑張ってください、との温かい言葉を頂戴した。


一口城主チラシpdf


一枚瓦寄附チラシpdf


 一枚瓦寄附は集める口数も多いから、郵便局の窓口かATMを使って振り込むため、その日に振り込まれた金額が分かるのは三日ほど経ってからなので、初日の反応はいかがであったか気になって仕方がない。

 これから、尼崎城の再建を楽しみにしてくれている尼ノ民が、もっと寄附を申し出てくれるだろう。民の思いを無駄に致すことはできぬ。明日からも気を引き締めて奉公に励もう。


五月二十日『お笑いで尼ノ國を盛り上げたいでござる』


 今朝は昨日の興奮が未だ冷めておらず、早く起きてしまった。

 昨晩は、尼崎青年会議所の例会に参加した。パネルディスカッションとやらにて、尼崎城についての熱い議論を交わした。あとは、吉本新喜劇による尼崎城自己流の劇があった。

 尼ノ國は「お笑い」なる喜劇と縁深い仲柄の國である。おっ、良き案をひらめいた。尼崎城が完成したら、喜劇の一番を決める大会などしてはいかがであろうか。今度、殿にもそれがしの案をお伝えしてみよう。


シビックプライドフォーラムpdf


五月二十五日『それがし、取材を受けたでござる』


 尼崎城プロジェクトが本格始動して、早や七日なり。

 今日は、尼ノ物書キ組がそれがしの取材をしたいと申すので、打合せをした。

 尼崎城の再建工事の進み具合や、尼崎城プロジェクトの此れよりの展開が、大変気になっているらしい。

 拙者は、この取材が尼崎城プロジェクトの民へのお知らせに、絶好の機会になると感じた。



六月五日『城の視察でござる~熱海城・小田原城~』


 尼崎城の再建工事は順調に進んでいる。

 今日から二日間にて、どこの城がどんな取組をしているのか視察に参った。

 向かった先は熱海城。中には、我らが尼崎出身の荻原一青氏が描いた天下城郭画が壁一面に飾られている。その精細な絵は、拝見する者の魂を震えさせてやまない。是非、尼崎の誇る人物として、もっと広めて参りたい。


 尼崎城の中にも飾られると、荻原一青氏の作品の宣伝と尼崎城の宣伝が共にできて、一石二鳥。いやはや、尼ノ國の印象を上げるにも貢献するであろうから、一石三鳥か。

 温泉に入ることはできなかったので、今度、尼崎城の再建がひと段落したらのんびり来たいものだ。



 昼からは、小田原城に参った。小田原城は、一年前にリニューアルオープンしたようじゃ。中に入ると、改築したての香りがしておった。

 明日は、掛川城と浜松城を検分しよう。良き城をこしらえるべく、今日は早く寝て疲れをとるとしよう。


六月六日『城の視察でござる~掛川城・浜松城~』


 今日も二つの城を検分して参った。まずは、掛川城じゃ。

 掛川城は、天下初となる木造にて復元した城であるが、復元は市民参加の大労務として、さまざまな祭り事が開かれ、大いに盛り上がったそうだ。白く美しき天守閣は、掛川の民の情熱の結晶であり、まちの象徴的存在として今なお愛されているようであった。尼崎城再建においても、こうありたいものである。




 昼からは浜松城へ行き、この二日間に四つもの城を視察するのは、まことに難儀であった。城ごとに魅力があり甲乙つけがたく、どの城も民から愛されており、民の支えがあってこそ維持できているのが素晴らしい。

 我らが尼崎城も、民から愛される城にしなければならぬ。民から愛される城ナンバーワンを目標にしよう。今度、殿にそれがしの思いを伝えてみようか。


尼崎城一口城主寄附の募集について(市役所/外部リンク)


築城奉行日記「尼崎双星高校書道部の書道パフォーマンスでござる」

担当者はお奉行様? 尼崎城プロジェクトってなんだ?

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