ごきげんさんに暮らすまち、尼ノ國

築城奉行日記

 文月は、あちらでもこちらでも尼崎城プロジェクトの取り組みを見てもらえたのではないだろうか。もっともっと尼崎城再建を尼ノ民に知ってもらえる機会を増やしていくでござる。

七月一日『尼崎城ラッピングバス、出発でござる』


 今朝は、尼崎城ラッピングバスのお披露目と出発式があった。尼崎城の完成想像図がバス全体に描かれていて、遠くからでもしかと見ることが出来る。そして、先月尼崎市立尼崎双星高校の書道部に書いていただいた『尼崎城』の文字。迫力満点で素晴らしい。


 尼ノ民の移動手段のバスが尼崎城プロジェクトの広告をしてくれるとは、何とも頼もしい限りである。このバスは、一日8便から12便走っているということだが、拙者が次にこのバスを見る日はいつのことだろうか。出会えたら幸せな気分になりそうだ。

七月八日『明城小学校に、お城先生登場でござる』


 明城小学校は、旧尼崎城の本丸があった場所に位置する小学校だ。今日は、お城先生が明城小学校4年生に尼崎城プロジェクトの出前講座をすると聞いたので、見に行ってみた。

 拙者が取り組む尼崎城の築城について、クイズで説明していた。尼崎城の役割やこれからどのようにお城が出来ていくかなど、小学生のみんなは目を輝かせながら真剣に聞いておった。一番盛り上がったのが、お城の中にエレベーターがあるという話。拙者もびっくりした。

 お城先生と助手さんは、これから尼崎城の出前講座を続けていくそうだ。尼ノ國の子どもたちに尼崎城のことを学んでもらって、尼崎城のこと、尼ノ國のことをもっともっと好きになってもらえるよう、お城先生たちとこれからの尼崎城プロジェクトについて熱く語りあってきたでござる。

七月十四日『尼崎城プロジェクトのぼりがいっぱいでござる』


 尼ノ國のどこでものぼりを見られるようにお願いをしてきた。
 
 のぼりはロゴマークを大きくあしらったものにしているが、尼ノ民にこのロゴマークの意味は伝わっているのであろうか。先日出会った者に、意味を問うてみたが知らなかったので、「4重天守に2重の付櫓(つけやぐら)、石垣は『AMAGASAKI』で出来ている。色にも意味があって、整備する尼崎城址公園の樹木や芝生など、豊かな緑をイメージし、次の100年に向けて尼ノ國の成長をイメージさせる色でござる。」と伝えた。

 尼ノ國の公共施設に100本ほど設置をお願いしたから、これからは尼ノ國の至る所でのぼりを見ることができる。100本で満足せず、もっと増やすのも良いな。公共施設だけでなく、まちを歩けばのぼりにあたるぐらい設置してもらえれば、大いに尼崎城プロジェクトのPRが出来るだろう。

七月十八日『NHKに生出演でござる』

 夕刻のニュース神戸という番組に「阪神間キャラバン」と題して、尼崎城プロジェクトが尼崎市から生中継されることになった。ラッピングバスの出発式や、お城先生による尼崎城プロジェクト出前講座の様子などの話題を放送してもらえるとのこと。
 
 中継場所に入ると、カメラやマイクを持った者が所狭しと言わんばかりにいっぱいおって、熱気がすごかった。それもそのはず、ここは昔ながらの銭湯として地元の皆さんに愛されている「第一敷島湯」。なんと創業90年を超えているそうだ。
 
 リハーサルも次々と進み、あっという間に本番。拙者が話している姿が、そのまま尼ノ民たちに届いていると聞いて、この大仕事に緊張したが、何とか尼崎城プロジェクトだけでなく、一口城主や一枚瓦寄附のPRもできた。

 銭湯は、身も心も温まる場所と言っておったが、尼崎城を見に来た者たちが旅の疲れを癒しに銭湯に行って、尼ノ國の良さをゆっくり感じてもらうのも面白そうである。

七月二十九日『お城が一足早く完成でござる』


写真、ワークショップの様子
完成したチューブロック尼崎城は、2017年10月中旬頃まで尼崎市役所で展示しています

 拙者、築城奉行という肩書をいただきながら、どうやら工事には危険が付きまとうがゆえ、現場の外から見守ることしか出来ない。

 しかしながら、今日は尼崎城を実際に作らせてもらえると聞き、前から楽しみにしておった。

 向かった先は、A-lab(えーらぼ)と呼ばれる尼ノ國の芸術の種が詰まった場所である。いつも見に行っている尼崎城の建築現場ではないが、果たして、こんな場所で尼崎城を実際に作らせてもらえるのだろうか?

 案内された部屋に入ると、そこには尼崎城があるではないか。約20分の1程度の大きさになっているとは言え、まさに尼崎城。何やら『チューブロック』という配管から着想を得たブロック玩具を使って出来ているらしい。なんと、使った部品は10万個以上と申しておった。拙者は最後の屋根を作らせてもらったが、作り始めると無言になってしまうぐらい集中してしまった。ちょっとしたバランスを考えながら作るところがまた楽しいのだ。


 最後には、ミニ尼崎城と初代城主戸田氏鉄を模して作ったものをプレゼントとして頂戴した。これはどこに飾っておこうか。玩具とはいえ、実際に築城に関われて楽しかった。これで拙者も、名実ともに築城奉行と言っても良いだろう。


取材・文 尼ノ物書キ組

馬場之介

ページトップヘ