ごきげんさんに暮らすまち、尼ノ國

合戦!住めば都自慢

妄想と遊び心がカギ 尼崎城みやげ品評会 前編

ついに決定!審査結果はいかに?!


 およそ4時間におよぶ白熱した審査の結果、「お城のすぐ近くの高校生たちが未来に向けたお土産を作っている姿に期待が高まる」という審査員のコメントとともに「育成調理師専門学校」が特別賞に選ばれました。


 さらに準グランプリは2点。一つ目の「酒豆チーズ」は立花町にある豆腐店「安心堂」がつくる珍しい味。濃厚な豆腐を味噌と大吟醸の酒粕で漬け込み、熟成させています。美食家だった尼崎のお殿様、松平忠告(ただつぐ)さんもきっと感嘆されたはず!と応募があった一品に対して、審査員からは「酒の肴にぴったりで、江戸時代の風情もある。まるで落語の『ちりとてちん』のようだ」と絶賛。


 もう一つの準グランプリ「尼どれーぬ」は、中央商店街近くにある洋菓子店「パティスリーアルク」(神田中通)の新作スイーツです。尼ノ生醤油を香り付けした和風マドレーヌで、南蛮渡来のカステーラが大好きだった尼崎城のお姫様のために、お殿様がつくらせたお菓子があったとかなかったとか。味のよさはもちろん、店主による細やかな物語の創作に共感が寄せられました。


 そして、見事グランプリに輝いたのは「金のえびほこ」。創業70年を迎える日新天ぷら店(建家町)自慢のえびの天ぷらに金箔がついた豪華な一本。再建される天守閣のしゃちほこに見立てて、黄金色の衣をまとった金のえび天が串に刺されています。「尼崎城観光に来てくれた人が三和本通商店街まで足を運んで、食べ歩きしてもらいやすいように」と3代目店主の鶴留朋代さんが考案。「今回応募のあった中で、一番写真に撮りたくなる一品。予算をかけなくても、まちの人の知恵と遊び心で尼崎城みやげができることを教えてくれた」と満場一致でグランプリに選ばれたのでした。


 「オープンを2019年に控えて、尼崎のまちをあげて城の復活を祝う雰囲気づくりになれば」というTMO 尼崎社長の井原勝さん。次回の品評会の開催は未定ですが、今後もこうしたお城みやげが生まれることを期待したいですね。








妄想と遊び心がカギ 尼崎城みやげ品評会 前編


取材・文 尼ノ物書キ組

若狭健作

ページトップヘ