学生生活

 12月18日に、百合学院高等学校で開催されたの「探Qフェスタ」を見に行ってきました。

 探Qフェスタとは、百合学院が取り組む「未来の人類に向けた新商品を開発せよ」といった実在の企業の仮想入社し、企業からのミッションに取り組む「クエストエデュケーション」と、個人で世の中のいろいろなことを自由に探求する「探求」授業の発表会のことです。これまでクローズで行なわれていたものが今年度からオープンになり、見学させていただくことに。

 クエストエデュケーションは全国2万人の中高生が参加する全国規模の取組で、今後、全国大会もありますので、他校に手の内を明かすことができない事情もあり、今回は「探求」の方の報告をします。


クエストエデュケーションを企画運営する㈱教育と探求社社長宮地さんの講評の様子
クエストエデュケーションを企画運営する㈱教育と探求社社長の宮地さんによる講評の様子

 「探求」の発表はポスターセッション方式での発表でした。個人で調べたものを模造紙サイズの紙1枚にまとめ、その前で生徒がプレゼンをします。

 今回、生徒が取り組んだテーマは50近く。そのうち、「日本刀が人々に愛される理由」「日本の食品廃棄・食品ロスの原因と対策」「遊んで学ぶフィンランドの幼児教育制度」「ポートタワーの構造」といったプレゼンを聞きました。中でも感心したのが「白い巨塔 財前五郎 無念の死に見る時代の変化」です。

 山崎豊子さんの原作が発表されたのが1965年、最新のドラマの放送が2003年。原作では主人公は胃がんで亡くなるのですが、ドラマでは肺がんで亡くなっています。また原作では主人公は手術を受けたものの処置を諦められますが、がんは完治したと告げられます。一方、ドラマでははっきりと告知を受けます。

 発表した生徒によると、がんによる死因の1位がこの間に胃がんから肺がんになったことと、予兆が胃がんではテレビ的に見せづらく、肺がんでは乾いた咳をすることで表現しやすかったのではないか。

 また、告知の有無についても、40年間のインフォームドコンセント(説明と同意)について考え方の違いやその間に第三者オピニオンの制度が充実してきていることなどが影響しているのではないか、と考察していました。
 
 すごくないですか?

 先生によるとこの生徒さんは2003年版のドラマの主人公を演じた俳優さんの大ファンなんだそうです。それがきっかけでここまで調べ、堂々としたプレゼンテーションに仕上げられたことに感動して帰ってきたのでした。


ページトップヘ