学生生活

 大阪府・吹田市にも「みんなの尼崎大学」的な大学があります!その名もキタオオサカ大学。

 2月17日は阪急南千里駅そばにある市立市民公益活動センターにて、キタオオサカ大学が朝から晩まで多種多様な17講座を用意した「オープンキャンパス」の日でした。関心のある人なら誰でも500円でいくつでも受講できるスタイルです。

 そのうち、「食わず嫌いの人のためのインド映画入門」と「江戸時代のレシピ本」の授業の様子を報告します。

食わず嫌いの人のためのインド映画入門(1時間目)


 「食わず嫌いの人のためのインド映画入門」の講師は入江陽子さん。今までに映画館で見た映画の数は約 2,000 本というツワモノです。

 紹介文には、「ハリウッド以上に多くの映画が製作される映画大国、インド。 日本では、1998 年に大ヒットした『ムトゥ 踊るマハラジャ』、最近では 2017 年公開の『バーブバリ 王の凱旋』など、再びインド映画ブームが到来したと言われています。 今回の授業では「歌って踊る」インド映画から社会派ドラマやサスペンスものまで、知っていれば10 倍楽しめる(!?)インド映画鑑賞のコツをご紹介します。」とありました。
 
 先生おすすめの現在公開中の映画「バシュランキおじさんと、小さな迷子」は、インドで迷子になったパキスタン人の女の子を、お家まで送り届けようと決意するバシュランキおじさんの冒険譚。

 インド映画ではパキスタンをあからさまな敵国として描かれることが、ままあるそうですが、この映画はインドで大ヒット、パキスタンでも上映されることに。長年のインドとパキスタンの確執を乗り越える架け橋となる一本だそうです。

 このように、インド映画には歌やダンスのエンターテイメントとともに、社会課題や歴史的背景など社会性が織り込まれているのが魅力なのだとか。

 大阪近郊のマサラ上映(映画館で観客が歌い踊って紙吹雪が舞う)スポットとして、塚口サンサン劇場が紹介されていたり、尼崎市民としても親近感が沸く授業でした。

江戸時代のレシピ本〜たまごふわふわ〜(4時間目)


 4時間目は、「江戸時代のレシピ本〜たまごふわふわ〜」を受講しました。
 和食好きのパン屋さんと江戸時代にハマってるという辻綾子さん、田中由紀さんが講師です。

 江戸時代、江戸では白いごはんが食べられるのが江戸っ子の誇りでしたが、当時の主菜は魚やお味噌汁。そのためビタミン不足から脚気(かっけ)になる人が多かったそうです。
 養生のために江戸から地方へ行くと、必然的に玄米や雑穀しか食べることができないため元気を取り戻します。なので「江戸わずらい」と言われていたとか。(このあたりは江戸時代をテーマにした漫画、「仁」でも紹介されているそうです)

 江戸時代に新選組の近藤勇も好物だったという「たまごふわふわ」を試食させていただきました。


 あつあつに沸騰した出汁に卵をよく溶いて投入し、蓋をして、卵がスフレ状になり、鍋いっぱいに膨らむのを待ちます。これがたまごふわふわです。

 参加者全員に一口ずつ試飲させていただいたお味は、茶碗蒸しのようでした。
 中身は同じなので当たり前なのですが。
 
 食感は「たまごふわふわ」の名の通り、メレンゲを食べているよう。
 卵なので当たり前ですが。(笑)

 講師曰く、江戸時代には泡だて器はなかったので、ここまで柔らかかったかどうかは疑問です、とのことでした。

 この「たまごふわふわ」をご当地グルメとしているのが静岡県袋井市。あの「東海道中膝栗毛」にて、袋井宿にて将軍家のおもてなし料理として紹介されていたことから、当時の文献からたまごふわふわを再現し、市内の飲食店で提供されています。

 江戸時代に庶民は卵料理を気軽に食べることができなかったのですね。 


この記事を書いた人

みんなの尼崎大学事務局 立石孝裕

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