学生生活

会社員ときどきバックパッカー

 アジアの民族衣装のようなゆったりとしたパンツを履き、ふらりと6月の「学生相談室」を訪ねてきたくりすてぃーなさん。
 「学生相談室」とは、みんなの尼崎大学で月に1回開かれる誰でも参加できるゆるやかなミーティングのこと。

 今回は、彼女がどんな相談を持って学生相談室に来たのか、そこからどんな未来が広がったのかご紹介します。

 くりすてぃーなさんは現在、週5日間会社で働くごく普通の会社員。しかしまとまった休みがあると、身体の前後にリュックを背負って海外を旅するバックパッカーに変身します。バックパッカーとは、低予算で国外を個人旅行する旅行者のこと。これまで旅してきた国は40ヵ国以上。10年程前から、現在のスタイルで旅を続けてきました。


「その時、その場所でしか見ることのできない空の壮大な景色は、飽きることがありません」と、くりすてぃーなさん

 2010年頃、当時働いていた職場の中で、くりすてぃーなさんの旅の話を聞きたいと言われるようになったそうです。「自分は好きなことをしているだけだけど、そのことを聞きたいと思っている人がいることに気づきました。要望に応えて職場で話をしたり写真を貼りだしたりするうちに、どんどん人が集まって盛り上がったんです」
 多くの人に喜ばれるなら、自分の経験を惜しまずに伝えたいと思うようになったといいます。
 
 時は経ち2018年、より多くの人にひとり旅の楽しさや魅力を伝えたいと思ったくりすてぃーなさんは、尼崎の地域情報を発信している会社に相談。すると、みんなの尼崎大学の学生相談室を紹介されました。
 「みんなの尼崎大学のことは知らなかったですが、一度行ってみようと思って参加しました。」と当時を振り返りました。

もっと早く知りたかった「学生相談室」

 初参加の学生相談室では「旅をしたいと思っているけど、躊躇している人の背中を押すイベントをしたい」という相談を持ちかけました。
 くりすてぃーなさんは、学生相談室の第一印象を「会場に入ったものの状況が掴めず、場違いなところに来たかも…と最初は思いました。市役所が開催していると聞いて固いイメージを持っていたので…。『旅』というテーマが受け入れられるか心配でした」と振り返ります。

 月1回の学生相談室ですが、翌月にも続けて参加し、旅の話をできそうな会場の情報を集めたり、どのように話せばよいかアイデアを募ったりしました。学生相談室の相談員や、その場に居合わせた参加者たちもアイデアを出し、少しずつくりすてぃーなさんの想いが形になっていきます。


ボルネオ島からブルネイに向かうフェリーの中で偶然の出会いがあり、結婚式に参列。(ブルネイ)

 「やりたいことを意思表明することで、縁のなかった人とつながっていき、新しいことが起こせる気がしました」。何度も学生相談室に参加するうちに、ワクワク感が増していったそう。

ステップを踏むトークイベント

 そして初めて学生相談室に訪れてから5ヶ月後、コープ園田にある「みなくる☆そのだ コープさんとこ」で初トークイベントが開かれます。
 トークテーマは…「ひとり旅の魅力、語ります!あなたも旅人デビュー!」


 ここで、くりすてぃーなさんオススメの「ひとり旅」についてご紹介。「ひとり旅がしたい!」という気持ちがあれば「パスポートとクレジットカード、そして現金があればなんとかなります。なによりも気持ちが大事」と豪快に笑いながら話すくりすてぃーなさん。

 「『旅に出ると人生変わるんですよね?』とよく聞かれます。あくまでも私の個人的な意見ですが、『旅に出ても、人生はそう簡単には変わらない』と思うんです」。くりすてぃーなさん自身も、初めは人生が変わるかもと思って旅に出ていましたが、次第にそれだけでは日常は何も変わらないと気付いたそう。


話せなくても、笑顔は万国共通!(ラオス)

 「人生には色んな場面で必ず初体験がある。そのときはみんな不安を感じたり躊躇したりしながらも経験を積んで大人になっている気がしますよね。子どものときは勢いでできていたことが、大人になると様々なしがらみに縛られて保守的になってしまうというか…」

「旅先での経験をきっかけに人生を変えていくことはできる。旅の中で料金をボッタくられた、予約した宿が取れていない、時間通りにバスや電車が来ないなど…予測不能な事態に遭遇したり、日本では当たり前だと思っていたことが全く通じなかったり。自ら考えて臨機応変に対応する機会をたくさん経験することで、これからの自分の人生を変えていくことはできると思うんですね」

 「失敗」と思うか、「なるほど、こういう世界もあるのか!ひとつ勉強になったな〜次回から活かすぞ!」と思えるかどうかが大切だと話すくりすてぃーなさん。「目の前に次々と立ちはだかる壁を試行錯誤して乗り越えることで“人間力”や“適応力”を養うことができますよね。苦労や挫折をあえて経験した方が、忍耐力がつきますしね」とまたまた豪快に笑います。


心に響く景色に出会ったら、時間を気にせず満喫できるのもひとり旅の醍醐味!(ミャンマー)

あなたも「学生相談室」に参加しませんか?

 くりすてぃーなさんのように「誰かに何かを伝えたい」方は、一度気軽に「学生相談室」をご利用ください。相談員やそこで出会った仲間の学生たちが、きっとあなたの背中を押してくれるはず。
 実際にくりすてぃーなさんは、みんなの尼崎大学放送部(みん放!)でラジオ出演を果たしたり、みんなの尼崎大学を通じて出会った人とコラボレーションで2回目のトークイベントを開催したりと、やりたいと思っていたことを次々と叶えています。

 「知らないなんて、人生損してる!」とくりすてぃーなさんが太鼓判を押す「学生相談室」で、相談員一同みなさんのお越しをお待ちしています。

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この記事を書いた人

みんなの尼崎大学事務局 立花 莉絵子(5月に尼崎へ引っ越しました。駅名と名前が同じなのですぐに覚えてもらえます)

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