学生生活

 現在、みんなの尼崎大学では、「いろんなことをやってみたい人」の企画や人とのつながりをお手伝いする『みんなの尼崎大学相談室』や、まちのいろんなスポットを訪れる大人の社会見学『オープンキャンパス』、尼崎でさまざまな活動をしている尼大生が自分たちの活動を紹介したり、体験したりできるワークショップを通じて新たな仲間を探す『尼大新歓!』など様々な企画が進行中。
 今回は市内の色々な場所で活動されている団体さんをより深く知っていただき、関わってくださる方の輪を広げることを目的に、私たち職員が活動に直接お邪魔させていただき、お試し体験レポートをお届けしようという新入生勧誘企画「新歓情報」です。

 記念すべき初回は、「コミュニティファーム尼崎善法寺」さん!こちらは、田能資料館近くの広大なコミュニティ農園「園北ファーム」さんの新たな試みとして始まったコミュニティ農園です。みんなの尼崎大学事務局スタッフで、農作業は素人な私たち梶川と薮田が、団体の内田さん、岡崎さんにお話を伺い、農作業に挑戦させてもらいました。
 JR西日本での障がい者雇用をより積極的に推進するために生まれたJR西日本あいウィルさん(HPはこちら)との共同経営の農園「コミュニティファーム尼崎善法寺」。JR西日本あいウィルさんが所属されている障がい者の皆さんにしてみたい仕事を聞いたところ、農業を希望される方が多く、担当者の方が園北ファームさんに相談したことがきっかけだったそうです。


1800平方米の広大な畑!

 もともと、住宅に囲まれた都市農園では「臭い」「水やりポンプの音がうるさい」など苦情を受けることも多いそう。代表の内田さんは、後継者不足や農地の維持に悩む都市農園を維持し、活性化していくためには、地域で作物を販売したり、地域の人と畑で一緒に作業したりするなど、地域とのつながりを畑で実現していくことが重要だと考え、コミュニティ農園「園北ファーム」を始められたそうです。
 新たに始めたコミュニティファーム尼崎善法寺では、障がい者の方と地域の方が共生し、お互いにわかり合い、助けあえる「共生」をテーマとした農園づくりにチャレンジしていると語ってくださいました。


「都市農園には、景観が良くなるだけではなく、防災機能、子どもたちの学びの機能、人があつまる場所としての招致機能など様々な役割を担える可能性があります」と語る内田さん

 2022年4月からと、始まったばかりの畑ですが、JR西日本あいウィルさんだけではなく、里芋販売でつながりのあるコープさんも畑の一区画を借り受け、コープの組合員さんたちが里芋栽培にチャレンジしたり、近隣の神崎町でB型作業所「ことこと」さんと新たに共生農園が始まったりするなど、すでに地域と共生する活動は広がりはじめています。
 しかし、この広大な畑を維持するためには日々の手入れに関わってくれる人が圧倒的に足りないのも事実。また、化学肥料や農薬に頼らない有機無農薬農法で育てているため、通常の野菜作りよりも手間暇をかける必要があります。


立派に育ち始めた野菜たち

 今回は私たち二人で、雑草取りにチャレンジ。大人になってからはなかなかしない体育座りで、せっかく芽吹いてきた落花生を間違えて取ってしまわないよう緊張しながらの作業です。「あぶない!間違えて取りそうだった!」「これって…落花生の芽ですよね…?」と初心者丸出しの二人でしたが、「これで合ってるよ~」や「暑いから水分とってね」など優しくアドバイスしながら見守ってくださるコミュニティファーム尼崎善法寺のみなさんのおかげで、何とか一畝分の草むしりが完了。


楽しく雑草取りをする薮田

 作業を終え、「なんだか心が落ち着く感じがしますね~」とつぶやくと、他のボランティアさんたちも「そうなのよね~」と深く共感してくださいました。たった1時間の畑仕事でしたが、仕事とはまた違う、心地よい疲労と充足感を感じることができました。 

 こちらでは、いつでもふらっと来てくれて構わないとのことで、気軽に土に触れる楽しさを味わえるボランティアになりそうです。また、小さいお子さん連れもウエルカムとのこと。子どもたちに作物を育てる体験をさせてあげたいけれど、家で育てて毎日お世話となるとなかなか難しいもの。そんな方にもおすすめです!
 これからの季節は、トマトやキュウリ、とうもろこしなど夏の美味しい野菜がもりだくさん。現地での直売も考えてらっしゃるそうです。私も、園北ファームさんのお野菜は何度も購入させていただいていますが、有機無農薬農法のお野菜とは思えないお値段で、本当に美味しいお野菜を購入できますので、お近くの方はぜひ一度覗いて見てください!

 詳細情報は、下記のとおり。

団体名
コミュニティファーム尼崎善法寺
活動日時
月・水・金・土 午前10時から12時
活動内容
地域の方とともにつくる、「共生農園」。有機栽培で、季節ごとに色々なお野菜を広大な畑で育てています。雑草とりや芽かきといった日々の作業から、収穫体験も可能です。
参加条件
どなたでも(小さいお子さん連れもウエルカム!)
持ち物
畑に入れる長靴・(できれば)軍手・夏場は帽子・水分補給できるもの
場所(アクセス)
尼崎市善法寺町 27-29
連絡先
園北ファーム:内田さん 090-3490-8624 / JR 西日本あいウィル:高谷さん 070-2300-7461
団体の方から一言
温暖化対策や水害をふせいだり、井戸を作って防災に役立つなど、まちなかの農地 の役割が見直されています。そこで後継者不足に悩む地主さんから農地を借り受け、 たくさんの人が少しずつかかわり守る活動に取り組んでいます。安心安全な食べ物 をみんなで協力してつくりながら、地域のつながりを深め、顔の見えるコミュニティをつくりたいと思います。


この記事を書いた人

みんなの尼崎大学事務局

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