尼崎でごきげんに暮らしたい人へ

尼ノ⺠の⼀⽇

写真、笑顔の仁保さんとあおいちゃん
仁保麻衣さん(32歳)、あおいちゃん(4歳)

 江戸時代、尼崎にお城があったことをご存知ですか?

 1618(元和4)年に築城され、1873(明治6)年の廃城令で解体された尼崎城ですが、寄付によってその天守閣が2018年に再建されることになりました。そこで今回は、「新尼崎城」の建設予定地をはじめ、城下町として栄えた界隈の魅力スポットを巡ります。

尼崎駅から「新尼崎城」建設予定地へ


写真、スタート地点である阪神電車尼崎駅前の様子

 スタートは阪神尼崎駅。仁保あおいちゃんとお母さんの麻衣さん、南塚口町在住の2人にとっては、阪神尼崎駅周辺はあまり馴染みがなく、まだ知らないまちの魅力に触れようと期待が高まります。

 最初に向かったのは、2018年夏に完成予定の「新尼崎城」建設予定地。お城は駅の南側から東へ3分程歩いたところにある「尼崎城址公園」内に建設されます。地名に「城内」とある通り、この辺りは尼崎城の敷地内で、横を流れる庄下川は外堀にあたります。公園にはすでに立派な石垣もあり、天守閣に風格を与えてくれそうです。約25メートルの高さになるという天守閣。


写真、尼崎城建設予定地を笑顔で見つめるあおいちゃん

 「電車からお城が見えるって、きっとすごいインパクトですね」と麻衣さん。市のいたるところから天守閣が見える風景を想像します。お城はお城でも「シンデレラ城が好き」というあおいちゃん。「もうすぐあそこにお城ができるんだよ」と、お母さんが指差す先にはまだ空しか見えませんが、ぜひ完成したら遊びに来てくださいね。※現在工事中のため、敷地内は立ち入り禁止です。

城下町の巨大ジオラマを見に行こう。


写真、城下町のジオラマを見つめる仁保さん親子

 城址公園を抜けて次の目的地、尼崎市立文化財収蔵庫へ向かいます。この辺りはレンガ倉庫や旧尼崎警察署といった近代建築も点在しており、大学で建築を学んでいたという麻衣さんの目が輝きます。文化財収蔵庫は旧城内中学校の校舎を活用し、2009年にオープン。

 案内してくださったのは主任・学芸員の室谷公一さん。「実は本当の天守閣はこの敷地に立っていたんですよ」と尼崎城下町の巨大なジオラマを見ながら、解説してくれました。お城にまつわる史料だけでなく、古代から続く尼崎の歴史を知る施設はなんと無料です。

 館内は懐かしい学校の雰囲気で、実際に映画『ALWAYS三丁目の夕日’64』に登場する教室として使われた撮影セットも残されていて、映画ファンにとってもワクワクする場所です。「こんな施設があることを知らなかった」という麻衣さん。分かりやすい案内や、歩きたくなる仕掛けがあるともっと訪れる人が増えるのでは、と話してくれました。

世界の貯金箱が集まる博物館


写真、あおいちゃんに貯金箱を見せる館長の石山さん

 次の目的地は、「尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館」。1984年にオープンした世界でも珍しい「貯金箱」の博物館で、世界62カ国13,000点以上のコレクションを誇り、国内外から年間約16,000人が見学に来られます。

 館長の石山朋幸さんの分かりやすい解説と、貴重な貯金箱にも実際に触れられるのが魅力です。あおいちゃんが夢中になったのは、館の中で最も高価という、約150年前のアメリカで作られたからくり貯金箱。南北戦争後に余った武器の鉄で作ったという時代背景があります。情勢や文化を顕著に映し出す貯金箱の世界、奥が深いです。「これだけ遊ばせてもらえて無料というのはありがたい」とお母さんもうれしそうです。


写真、展示されているたくさんの貯金箱を眺める仁保さん親子

これぞ下町のザ・たこ焼き


写真、寺町でたこ焼き店を営む岡さん夫婦

 たくさん歩いて遊んだ後は、寺町で人気のたこ焼き店へ。尼崎城が築城された際に集められたという寺町、現在も11ヵ寺が残ります。ここで長年のれんを守るのは、常連さんと親しげに話ながらも手際よくたこ焼きをつくり続ける岡幸子さんと、その隣で黙々と串を動かす店主の兵次さん。たこ焼き7個でなんと100円(中学生以上は14個200円以上から)。「なんぼ焼いてももうからへんわ」とテンポの早い幸子さんのおしゃべりを聞きながら、石畳の通りに面した特等席にあおいちゃんも腰掛け、焼きたてをほおばります。「今まで食べたたこ焼きで一番おいしい」と4歳の彼女も大満足。ダシと素材のうま味が口の中に広がる絶品。何も付けずに食べる人も多いというのも納得です。もちろん、選びぬいたソースや醤油との相性も抜群です。

尼崎名物を実家へのお土産に


写真、メイドイン尼崎ショップでお土産を選ぶ仁保さん

 楽しい1日の締めくくりは、阪神尼崎駅前の中央公園パークセンター内にある「メイドイン尼崎ショップ」へ。尼崎市に越してきて6年、北海道出身の麻衣さんは実家のお母さんに尼崎自慢の良品を贈ることにしました。選んだのは、マルカの湯たんぽ。最高級の徳島産すだちを使ったひろた食品のぽん酢も外せません。さらに、尼崎鉄工団地で養蜂を行っている「尼みつ」と尼いもの茎で作った佃煮もチョイス。北の大地で尼崎に想いを馳せていただきましょう。

麻衣さんの感想。


写真、笑顔の仁保さん親子

 これまで縁のなかった場所をたくさん知れました。貯金箱博物館やたこ焼きなど、子どもが楽しめる場所がセットだったのでよかった。無料で遊べる場所というのもお母さんには大きなポイントになります。お城ができて公園が整備されるのも楽しみです。


写真、笑顔の仁保さん親子
写真、貯金箱を見つめるあおいちゃん
写真、貯金箱を指差す葵ちゃん
写真、あおいちゃんに貯金箱をプレゼントする館長の石山さん
写真、たこ焼きが焼けるのを待つ仁保さん親子
写真、焼きたてのたこ焼きを頬張るあおいちゃん
写真、寺町の様子
写真、メイドイン尼崎ショップの店内

写真、メイドイン尼崎ショップが入っている中央公園パークセンターの外観

施設案内 尼崎城(市役所/外部リンク)


生まれ育ったまちに戻って、お店をはじめた人に会いに行く。

尼崎の臨海エリアをカッコよく遊びこなす、大人の週末。

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