ごきげんさんに暮らすまち、尼ノ國

尼ノ⺠の⼀⽇

園田競馬場に行ってみた(尼ノ物書キ組)前編

 実は、僕は以前、園田競馬場から徒歩3分ぐらいの所に住んでいました。家の中には朝の風と共に競馬場方向から牧場のにおいがただよってくるくらいの近さ。
 でも、競馬場に足を運ぶ機会は夏祭りぐらいで、賭け事をあまりしない僕にとっては遠い存在でした。当時、妻と話し合い「あまり良い印象がないし、子どもができる前に離れておこう」と、少し南へお引っ越し。

 そんな僕が、子どもができた今だからこそ…。知らず嫌いをするのではなく、どっぷりと体験してみようと、今回、尼ノ物書キ行脚で園田競馬場へ娘を連れて行ってきました。


競馬場に入って一番最初に思ったこと。
あれ?意外と家族連れで来ている人がたくさんおるんや。


 この日も「キティちゃんとの写真撮影があるので、希望の方は整理券を取りに来てください!」とアナウンスが聞こえてきました。ふと視線を先に移すと家族連れが楽しそうにキティちゃんと写真撮影をしています。
 競馬場のスタッフの方から聞いた話によると、場内では家族向けのイベント(参加無料! おいしい縁日や、仮面ライダーショー)が行われていたり、キッズファームという遊具を備えたスペースも設けられていたりと、実は家族で競馬場を楽しめる仕掛けがたくさんあるようなのです。
 ゆるキャラの「そのたん」も競馬場に遊びに来ていて、ハロウィンイベントで黒糖飴を貰い、娘も上機嫌。お菓子のチョイスがどことなく渋いのはご愛敬(笑)


 レースを見る前に、今回は特別にパドックに入らせていただき、馬にエサをあげる体験ができました。目の前のたくさんのお馬さんに、娘は大喜び。

 「おうまさ~ん! おおき~! いっぱ~い!!」と叫ぶ娘。

 普段目にしない光景に大興奮しながら、僕のそばを離れて、広い場内を走り回り始める。特に車の通行もないので子どもも安全。縦横無尽に駆け回る姿に、周囲からのほほえましい視線が自然と集ります。


 ふと、娘を追いかけている最中に屋台などが目に入ってきました。うどんやたこ焼き、刺身や焼き鳥、美味しそうな光景に思わず、ごくり。

 走り疲れたのか? 香りにつられたのか? 娘も不意に「お腹空いた~」。カツサンドを食べて満腹になった娘は急に電池が切れたように眠ってしまいました。

 娘も寝たし、せっかく競馬場に足を運んだので、人生初馬券! 三連単一点勝負!! 夢はすぐそこ!!!
事前に、元騎手の三野さんから教えてもらった競馬解説を思い出しながら競馬新聞を熟読。いくら予想しても、結局何が来るか分からんので、諦めて直感で購入…。


 その後、レース会場に移動すると、すでにレースは始まっていて馬が全速力で走ってくる。
 「ぱからっぱからっ」
 「いけー!! 差せっ!! そこや~!!!」と思わず大声で叫んでしまう僕。その声と予想以上の熱気に娘も目を覚ます。

 娘「おうまさん…はやいね~。」
 僕「おうまさんはカッコいいか?」
 娘「うん、乗る!」

 賭けなくても、家族を連れて十分楽しめる穴場スポットの園田競馬場に、今まで持っていた価値観が一変した日となりました。

(プロフィール)

ふじい・ひでき 専業主夫歴10ヵ月、システムエンジニアから「家族との時間を一番にしよう」と専業主夫の道へ進む。慣れない家事・育児に奮闘する中、気分転換に娘を連れて様々なイベントに参加。「みんなの尼崎大学」などの活動に興味を持つ。趣味は道の駅巡りで全国約700ヵ所を制覇、「みんなのサマーセミナー」でも講師として道の駅巡りの良さを伝えた。いつの日か尼崎市に道の駅をつくろうと企んでいる。

 











園田競馬場に行ってみた(尼ノ物書キ組)前編


取材・文 尼ノ物書キ組

藤井秀規

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