尼崎でごきげんに暮らしたい人へ

合戦!住めば都自慢

写真_むこたんを手に持ち記念撮影する編集委員たち

 何とも可愛らしい名前の付いた「むこたん」とは、2018年9月から武庫公民館(現・武庫東生涯学習プラザ)が発行しているフリーペーパーのこと。編集に関わるのは、武庫地区在住の「何か新しいことを始めたい」、「武庫のことをもっと知りたい」という好奇心旺盛な老若男女たち。「むこたん」編集部員である内海が「むこたん」の面白さを紹介していきます。

取材を通して、武庫と出会えるのが楽しい


写真_満面の笑顔で映るおじいちゃんとおばあちゃんのむこたん表紙

 最新号の2019年9月発行「むこたん」の表紙は、満面の笑顔で折り紙を折るおじいちゃんとおばあちゃんの写真。特集テーマは「武庫で生きる100年時代」で、70~90代の武庫地区在住の方へのインタビュー記事や子ども食堂、公民館グループの紹介など。今回の特集記事を担当した土居さんは、「みなさんの人生のエピソードや地域活動のことを幸せそうな表情で話されるのを見て、武庫地区への愛着や温かさを感じました。それは取材を通したからこそ伝わってきたものでした」と言います。

むこたん、爆誕のきっかけ


写真_むこたんについて話す市職員、桂山さん

 むこたんは、当時、武庫公民館に配属されていた市職員である桂山智哉さんの発案から始まりました。2017年に半年間、長野県飯田市に派遣された桂山さんは、そこで公民館が発行する広報誌に出会います。地域住民自らが編集し、広報誌づくりの過程が地域の出会いの場となっている仕組みに共感。翌年、武庫公民館に配属になった桂山さんは、地域を回るなかで、知りたいことや伝えたいことがありそうな人、新しいことを楽しめそうな人など編集部員向きの人を探し出し、広報誌づくりを呼びかけたのです。

とにかく楽しい編集会議


写真_むこたんの編集会議の様子

 編集会議は、毎月1回程度。1年に2回発行していて、最初の2~3ヶ月は、特にテーマを決めず、編集部員の最近の関心事など、いろんな話題を出し合います。話題豊富な人も多く、とにかく盛り上がります。盛り上がりすぎて時間通りに会議が終わらないこともよくあります。進行する桂山さんは、「部員に楽しく関わってほしいので、雰囲気づくりは心がけているんです」と言います。

多彩な特技を持つ編集部員


写真_むこたんの編集会議の様子

 集まった編集部員は、年代もバラバラで個性豊かな大人9人と子ども6人。それぞれが得意なことを活かせるよう、話しを聞くことや文章を書くのが好きな人は記事を担当し、イラストを描ける人はカットを描きます。子どもたちも取材に同行したり、編集後記のイラストを描いたりします。部員の一人、森脇さんが「それぞれの得意分野が違うのがいいところ」と言うように、それぞれの持ち味を生かしたチームワークができています。
 三人の子どもを持つ引田さんは、これまで子どもの園や学校に関わる活動の経験はありましたが、自分の関心事から参加する活動はむこたんが初めて。しかも産休中の福田さんに代わって初めてデザイン担当に挑戦。「ソフトのインストールから手伝ってもらって取り組みました」と、新しいことに果敢にチャレンジもしています。

むこたんで取り上げる地元ネタ

 大学生の私にとっては、編集会議に参加するだけでも、自分の住む地域への新しい発見があります。主婦の部員は子どもに関する活動に注目し、歴史に詳しい部員からは歴史を踏まえた話題が飛びだします。楽しい雑談を繰り返しながら、それぞれが特集したいことや、武庫地区で面白い取り組みをしている人、取材したい人を絞り込んでだんだん形になっていきます。


写真_武庫地区と立花地区の境界となる大井戸公園に立つ筆者

 これまで私の担当した記事は、「むこ地区、どこまで?」。武庫地区の範囲がどこまでなのかを調査しています。私の住む南武庫之荘は武庫地区と思っていたのですが、近隣の小学校名が「立花西」であることから、「もしかして違うのかも?」と思い、取材を進めることに。文献調査を通して、大井戸公園の西の水路が武庫地区と立花地区の境界線であること、南武庫之荘の全域が武庫地区ではないということがわかりました。取材をきっかけに、新たな発見ができた瞬間でした。

 編集部員は、随時募集しています。むこたんは市役所、市内の行政関係機関、飲食店、美容室などに置いていますので、もし発見したら手に取って読んでくださると嬉しいです。次回は2020年3月の発行予定ですので、どうぞお楽しみに。











取材:内海ありさ

 小学生のころから尼崎在住。ずっと武庫地区在住だと思い込んでいたが、むこたんの取材で立花地区であることが判明。しかし、むこたん編集部員として武庫地区を探索中。京都市内の大学に通学し都市計画を専攻。目下、卒業論文に取り組み中で、尼崎市内の公園や子ども広場の整備に関する歴史について調べている。



取材・文 尼ノ物書キ組

内海ありさ

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