尼崎でごきげんに暮らしたい人へ

突撃!尼ノ市役所

写真、職員の集合写真
環境部 松浦さん(環境保全課) 上平さん(環境創造課) 川越さん(環境創造課) 鷲尾さん(環境創造課)

 「本当のところ、尼崎の環境はどうなのか」
 かつて「公害のまち」と呼ばれていた尼崎市。いまだそのイメージが色濃く残るなか、尼崎の環境「空気」「水」「自然」についての現状を、二児の母であり、「尼ノ物書キ組」局長の坂本恵利子が取材しました。

環境部って、どんな仕事?


写真、インタビューに答える職員

 青い作業着に身を包んだ4人は、とてもプロフェッショナルな雰囲気。それもそのはず、自然環境保全、地球温暖化対策の推進、環境マネジメントシステムの導入(家庭ごみの収集・処分)など、尼崎の環境に関することを一手に引き受ける部、それが「環境部」(※1)なのだ。

空気の悪さを全く感じずに、尼崎で10年以上暮らしている私。でも実際はどうなのか。もしかして、鈍感で気づいていないだけ?


写真、インタビューに答える職員

尼崎市は空気が悪いってほんまですか?


大気汚染の推移は、大幅に改善され、今ではほぼ全国平均です。昔は空気が汚れて全く見えなかった六甲山が、尼崎からもきれいに見ることができます。ただ、PM2.5の濃度に関しては、環境基準を達成できていません。これは尼崎に限ったことではなく、近隣の大阪市や西宮市など全国の都市部も同じです。これからの課題と言えますね。


今でも、工場の煙突から黒煙がモクモクと上がっているイメージが、市外の人には根強くありそうですが。


そうなんです。残念ながら、尼崎は昔のイメージを払拭できていません。でも、空はつながっているわけで。隣のまちに行ったから空気がきれいになったり、汚くなるわけじゃない。でも尼崎が「環境モデル都市」になったことで、これから少しずつイメージが変わってくるかもしれませんね。


写真、緑あふれる尼崎市内の様子

えっ!尼崎が「環境モデル都市」とは、全然知りませんでした。なんだかすごくかっこいい響きですけど、実際どんなことをしているのですか。


公共施設の屋根を、太陽光の発電設備の導入場所として貸し出したり、既存住宅の省エネ性能や品質の向上を図るための改修(エコリフォーム)に補助を行ったり。そのほか、省エネと経済活性化を同時に目指す仕組みのある街を、尼崎版スマートコミュニティとして認定支援する環境にもお財布にも優しい取り組みなど、さまざまなことに取り組んでいますよ。


写真、環境モデル都市認定証授与式の様子
環境モデル都市認定証授与式

空気と同じくらい気になるのは、やはり水。親として、子どもたちには安全な水を飲ませたい。蛇口から出るこの水は、本当に安全なのかを聞いてみた。


写真、インタビューに答える職員

尼崎の水の安全性って、どうですか?水道水をそのまま飲んでも、大丈夫なのでしょうか?


尼崎の水道水は、淀川を水源とした高度浄水処理水です。「高度浄水処理」とは、オゾンにより河川水中の有機物を分解し、それを活性炭に吸着させ、カビ臭物質を除去。さらに、発ガン性物質であるとされているトリハロメタンも低減する技術です。


オゾン、有機物、トリハロメタン…。すみません。途中から、文系の私には説明が難しくなってきました…。ようするに安心して飲める水ということですね。でもおいしさまで求めたら、だめですよね?塩素臭とかありませんか?(実は、けっこういい値段の浄水器を、最近購入したばかりの我が家…)


写真、インタビューの様子

いや、尼崎の水はおいしいですよ。塩素臭は、水中の有機物と反応することで発生するのですが、高度浄水処理水は有機物が少ない。なので、塩素臭も味も大きく改善され、おいしくなっています。以前、尼崎浄水場の特別開放イベントで行った某ブランド水との利き水でも、「尼崎の水がおいしい」と選んだ人が多かったですし。ちなみに、ぼくは市内在住ですが、浄水器は使わずに水道水を飲んでいます。市外にある実家は、浄水器を使っていますけど。


そうですか…。帰ってから、水道水をじっくり味わってみます…(なぜか敗北感)。


写真、蛇口から尼崎の水を飲む子どのたちの様子

近隣市と比べると、自然スポットが少ないイメージですが、どうでしょうか?


市内には都市公園が343箇所もあり、決して少なくありません。さらに、市民の力で自然が蘇っている場所が多くあります。たとえば、ひどい汚染から魚が生息するまでに蘇った庄下川。ボランティアグループが水路の清掃をし、幼虫から蛍を大切に守り育てている西武庫公園。今や尼崎の名所となっているコスモス園は、もともとはごみの不法投棄などで荒れ果てていた武庫川河川敷。ボランティアグループが整地し、耕して種をまき、見事なコスモス園として復活させました。最近では、尼崎臨海地域に森を作ろうという「尼崎21世紀の森構想」なども、注目されています。


写真、あまがさきの身近な自然写真展平成20年 準優秀賞作品、灯火(ゲンジボタル)、撮影、萬田大、撮影場所、西武庫公園
「あまがさきの身近な自然写真展」 H20年 準優秀賞 「灯火(ゲンジボタル)」 萬田 大 西武庫公園

写真、森びらき記念植樹の様子
森びらき記念植樹

自発的に活動している市民の方や企業が多いのも、尼崎の特徴ですよね。


そうそう!そんな尼崎の自然を、知ってもらえるものがあるんです。一つは、平成元年から27年間も続いている「あまがさきの身近な自然」カレンダー。もう一つは、市制100周年を記念して製作された「あまがさきの身近な自然」写真集。カレンダーや写真集がきっかけで、尼崎の自然の美しさを再発見してもらいたいと思っています。私のお気に入りの写真はですね…。


その後も、熱く語る鷲尾さん


尼崎の環境は確実によくなってきています。写真集は、限定1000冊。1,100円ですけど、坂本さん、どうですか。


写真、環境部が発行する冊子の数々

「ちょっと強気な値段設定ですよね…」なんて、弱気な私は言えないまま取材を終えた。

(※1):環境部は、環境創造課、環境保全課、産業廃棄物対策担当、資源循環課、業務課、クリーンセンターがある。


写真、環境モデル都市選定証
写真、環境に関する会議の様子

写真、まいぷれポイントPRグッズ

写真、インタビューに答える職員
写真、インタビューに答える職員
写真、インタビューに答える職員
写真、取材中のライターの資料
写真、まいぷれポイントのチラシ
写真、インタビューに答える職員

環境モデル都市あまがさき(市役所/外部リンク)


尼崎の治安が悪いってほんまですか。

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