学生生活

写真、会場の様子

 平成30年1月23日(火曜日)午後に尼崎市市政情報センターにて職員・議員向けの研修を開催し、「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」について、近畿大学総務部長の世耕石弘さんに講演いただきました。
 当日は約50人の参加がありました。

 世耕さんは鉄道会社、ホテル事業、海外派遣等を経て、2007年に近畿大学に奉職し、広報の分野に長く携わっています。

 研修は、近畿大学の海外向け広報動画を見ることから始まりました。その動画を実例に、インターネットの普及で動画は、詳細な説明をする役割から、興味を持ってもらう、好きになってもらうためのきっかけをつくる役割に変わったこと、動画の演出は対象に合わせて戦略的に変えていること、動画作成の際の作戦ポイントを具体例で教えていただきました。

 近畿大学の建学の精神は「実学教育」と「人格の陶冶」であり、ここでの「実学」は、これまでにない独創的な研究をし、その成果を社会に活かし、収益をあげることです。昔は、研究の成果を収益につなげることに対して批判があったそうですが、現在では、研究の収益を研究費に回すことは違和感を感じないことが多く、「常識は時代や背景等によって変わる」と何度も繰り返しお話していたのが印象的でした。

 それで、広報面では、「伝えた」ではなく「伝わった」にこだわり、近畿大学らしさを踏まえた常識にとらわれない挑戦的な広告を心がけているとのこと。「反面、批判されることも多々あるが、その広報の背景にしっかりとした考えがあれば味方もあらわれる」、「失敗しても100回続けないと意味がない」など、ユーモアを交えてお話いただき、たくさんの笑いに包まれた研修となりました。

 今回、世耕さんのお話を聞いて、私達も対象に応じて従来とは違う「広報」を考える必要があると感じました。
 例えば、近畿大学では、出願方法を紙ではなく、インターネットのみとしたため、受験生は全員、インターネットを使えることが前提となっています。そこで、大学案内の冊子には学部や学科等の詳細な紹介はインターネットで検索してもらえばよいと割愛し、まずは大学に興味をもってもらえるよう、ファッション誌と提携し、学生がどんなファッションで通い、どんなキャンパスライフを過ごしているかを雑誌感覚で紹介するものに刷新しました。
 これは一例ですが、メインターゲットによって、内容や広報の方法を変えるといった「戦略的な広報」を考えるきっかけとなりました。



写真、近畿大学学生案内の表紙
近畿大学の大学案内冊子

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