学生生活

 7月17日に上坂部にある西正寺で開催された、「学びが生まれる場におけるファシリテーター・教育者のあり方を探る」に参加してきました。ゲストは平成15年に日本で初めて、プロの会議ファシリテーター事務所を立ち上げたというマーキーこと青木将幸さん。幼稚園や学校の先生、将来教職を目指す大学生、ファシリテーションに関心がある一般人など30人以上の方々が参加していました。遠くは和歌山から参加された方も。

 青木さんに参加者から質問です。「ファシリテーションを一言で表現すると?」
「ファシリテーションには適当な日本語がありません。私が人に説明するときには、『三人寄れば文殊の知恵』という言葉がありますよね。困ってること、知ってることを出し合えば何かいい方法が見つかるかもしれない、そんな感覚です」

「ファシリテーションの現場で準備はどれくらいしていきますか?」
「私の先輩は分刻みのスケジュールを作っていましたね。私も同じように進行表を作っていましたがうまくいかないものです。よく準備が8割といいますが、当日も8割。やってみて、そぐわないと思ったらすぐ準備してきたものを手放します。」
「たとえれば、デートみたいなもので、デートの前には一生懸命行程を考え、あそこで夕陽を見ようなんて計画を立てるわけですが、彼女が全く夕陽に関心を抱かない場合はどれだけ念入りに調べてきたとしても夕陽を辞めて、気を惹く店に行ったりと彼女の気持ちに寄り添うでしょう。それと同じです。」

「ファシリテーションを学校現場でやるなら、どういうところが肝か」
「とある学校で、算数の45分授業で好きなことをしていいと言われ、算数を教えるプロでもないので、何をするか考えて、『算数に関するお困りごと解決会議』をしました。生徒みんなが算数で困ってることを書き出すんです。小数点の計算がわからないとか、そもそも算数をする意味があるのかとか。そしてそれをもとに生徒たちを4人1組にして解決方法を話し合いました。
 小数点の計算はこうしてねと教える子や、算数は将来役に立つよとかみんなで話し合いが始まりました。ファシリテーションはみんなが思ってることを出しやすくするということなんですね。」


 青木さんは「会議ファシリテーター」として、全く知らない業態分野の企業や、人間関係が悪化している会社の会議に招かれることもあるそうです。その時は会議の前にできること、できないことを宣言して、期待していいこと、期待してダメなことを最初に明示していくことが大事だと言います。知らない分野の会議や、ハプニング等で通常とは違う形態でファシリテートする時の方が自己の成長が感じられるとか。
 そんな青木さん、ファシリテーションは家族会議から国際会議まで使えますが、家族会議が一番難しいとのことでした。(笑)


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